用紙のAサイズとBサイズ
日本でよく使われている印刷紙にはA判とB判の規格があります。
よく使うA4とかB5というのは基準となるA判(841mm×1189mm)・B判(1030mm×1456mm)を何分割した大きさ紙かというのを示しています。
どちらの規格も縦横の比が1:√2となっています。
紙の寸法はJIS規格の
【規格番号JISP0138:紙加工仕上寸法】
【規格番号JISP0202:紙の原紙寸法】
にて「A列本判」「B列本判」「四六判」「菊判」「ハトロン判」の縦目と横目の寸法が定められています。JIS規格の文書には誤差の許容量や寸法の縦横の表記の順など、事細かに書かれています。
※寸法は縦目となるように紙を置き「縦方向×横方向」の順で表記すること、というのがサイズの書き方として定められています。
※縦目と横目:紙には折りやすい向きとそうでない向きがあります。厚い紙で試してみると分かりやすいかと思いますが1枚の紙で、折るときにキレイに折れる方向とゴワゴワになってしまう方向があります。これは紙を作る行程でできてしまうものでキレイに折れる方を縦目、ゴワゴワになってしまう方を横目と呼びます。
紙のサイズの歴史
紙の大きさの規格にはそれぞれ出所があり、A判はもともとはドイツの工業規格だったものが国際規格になり広く使われるようになりました。
B判は江戸時代の公用紙の美濃判がルーツとなっています。
A判は国際規格【ISO 216】に沿っているので世界標準の紙のサイズです。公文書や請求書などA4サイズの書類が多いのは国際基準に合わせようという流れからです。
B判はルーツが日本なので日本国内とアジアの一部の国でしか使われていない地域限定の用紙サイズです。国際規格でもB規格がありこれは日本のものと少し異なっています。
日本にいる限りはJIS規格で決められている紙の寸法が一般的です。
以前はB判が主流でしたが、デジタル化や国際化にともないA判が主流になっています。プリンタ用紙やコピー用紙もA4とA3の消費量が多くなっています。
もっとよく紙のこと知りたい方は
JISハンドブック 紙・パルプ
(日本規格協会編集)
が参考になります。
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