データチェックリスト
トラブル防止のために完成データがきちんとした状態になっているかの最終確認はとても大切です。不備があると納期が遅れたり再印刷となったりしコストが増える可能性が跳ね上がります。
DTPデータが完成したら
DTPデータが完成後、印刷屋さんへ渡す前に最終チェックしておきたいことのリストをあげています。チェックリストはやっていなければいけないことを漏れなく確認するために効率的です。
チェックリスト
□ 納品メディアの中にデータがすべてそろっている。
□ イラレ等使用ソフトは印刷所で出力可能なバージョンで制作してある。
□ 出力可能なフォントで制作してある。対応してないフォントはアウトライン化してある。
□ 画像データはちゃんとリンクされている。
□ データはCMYKで制作してある。
□ 画像の解像度は適切である(一般的に350dpi)。
□ 色数は適正になっている(4Cなのに特色が使われていたりしないか。1Cなのに他の色が入っていたりしないか)。
□ 不要なアンカーポイントが残っていないか。
□ トンボはレジストレーションになっているか。
□ ドキュメントのサイズは正しいか。
□ 修正箇所は全部直してあるか。
□ 断ち落としはきちんと処理できているか。
□ 不要なページ・不要なファイルがあったりしないか。
□ データのバックアップは残しているか。
印刷屋さんに渡す前にきちんとできているかチェックすべき事柄はこのくらいあります。
お得意さまとして頻繁にやりとりしている印刷屋さんだと融通が利いて多少の不備は修正してくれたり、デザイン会社の制作フォーマットに合わせて出力手配をしてくれる場合もあります。
クライアントから指定の印刷屋さんだったり初めて使う印刷屋さんだったりすると印刷所から指定書を渡され、それに沿ったデータで納品しなければってことも多々あります。よくあるのが使用アプリの指定とフォントのアウトライン化、画像の100%配置、埋め込み画像の禁止です。
データについては制作会社と印刷所で詳しく知っている人同士でやりとりが可能だと入稿形式の相談ができ指定形式以外でもOKだったりとスムースにことが運ぶ場合もあります。
データでのトラブルは多岐に渡るので1度は各項目のミスをやってしまうかもしれませんが、同じ失敗を繰り返し起こさないためにもチェックシートを用意してデータの不備を防ぎましょう。
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