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広告デザインの業界で働くには(DTP)

KNACK OF DESIGN

デザイン業界で働く

DTPに携わってきたものとして就職・転職することについてをいろいろと書いてみました。

業界未経験の人に実際にどんな仕事っぷりなのかを話したら別の業種に変えるって言われてこともあります。でも楽しい業界です。参考になってくれたら幸いです。

パチンコチラシの制作会社を舞台としたねむようこさんの漫画「午前3時の無法地帯」はデザイン業界の様子を知るには良いかと思います。こんなのまだ生ぬるいって方もいっぱいいると思いますが、どんな働き方をしているのかが分かります。

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未経験でデザインの仕事につくには

働きたいと思ったときに未経験というのはちょっとした壁です。小さなデザイン会社だとまず即戦力を欲しがるので未経験者を受け入れてくれる会社は限られてきます。とはいっても誰でも最初は未経験者なので雇ってもらえる可能性の上がるいくつかの条件をあげます。

  • デザイン系の学校やスクールを卒業していると雇ってもらいやすい。面接はして貰えると思います。
  • たいていのデザイン会社では自分をPRするデザイン作品集が必要です。まれに必要の無い会社がありそういった所はとにかく人が欲しいって状態なので受かりやすいです。激務なので急速に経験を積めます。
  • PR作品集は大事。面接してくれる人は今後一緒に働く人です。その人と馬が合うかどうかでも合否は左右されます。私が新卒で拾ってもらった会社は、面接時に競馬の話で印象に残ったというのが採用の理由でした。作品集に趣味のものを入れておくと制作能力以外のことでPRできる場合もあります。

デザイン業界での転職

業界未経験のときと違って数年の実務経験があると格段に職を見つけやすくなります。それと人によってはびっくりされますが、面接時に欲しい給料額を言っても大丈夫です。使えるアプリケーションが多いと強気に行けます。

給料についてしっかり話せるという点も手に職系のデザイン業界では強みです。私の場合転職してステップUPできました。これは面接時にこのくらいは欲しいと交渉した結果です。私よりスキルがある同じ中途採用だった人が何も言わずにいたら募集されていた下限の給料で入社していたという事実もあるので言うだけ言っておいた方がいいと思います。

  • 経験2年以上あれば結構いろいろ選べる。20代ならさらに選択肢は広い。
  • Adobe InDesignが使えると優遇される。
  • 給料交渉はしよう。

転職のときに利用を考えたいのがエージェントサイトです。自分で求人サイトをみて探すのも良いですが、転職を手伝ってくれるエージェントがいる転職支援会社を使うことで満足行く転職ができる可能性が上がります。そういった会社は、求人をめったに見ない会社や通常よりも良い条件で入れるシークレット案件をもっていたりします。


デザイン会社の待遇

他社から転職してきた同僚や友人との話、私の過去を振り返った結果をまとめるとデザイン業界ってブラックなイメージが強いのかなと思います。これはほんとに個人的な印象です。待遇で気になるのは、残業時間・休日・給料・スキルアップできるか等ですが全部が満足のいく会社というのはたぶん無いはずです。3社経験しているのでそれぞれで比較してみました。

残業時間・休日

  • A社:平均3時間くらいの残業。終電まで仕事をすることはなかった。2〜3ヶ月に1回程度で泊まりか休日出勤はあった。週休2日ではなく週6日勤務だった。月の残業時間は40〜70時間。夏休みは好きな日に5日間。
  • B社:平均3時間くらいの残業。23時には退社することが社内文化としてあった。まれに泊まりや休日出勤はあったが朝までとか一日勤務ではなく数時間の業務。週休2日。月の残業時間は30〜40時間。夏休みはお盆に5日間。
  • C社:3〜5時間くらいの残業。終電帰りが普通だった。週休2日だったが土日どちらかは休日出勤がデフォルト。月の残業時間は60〜100時間。繁忙期は150時間近いことも。夏休みは好きな日に5日間。

給料

  • A社:年1万円くらいずつ昇級。査定は上司の一存。ボーナスは夏冬支給で給料約1ヶ月分。残業代はなし(みなし残業)。残業代がみなしなので毎月一定額。
  • B社:社長面談により昇級。ボーナスは夏冬支給で夏は給料2ヶ月分、冬は3ヶ月分、それと業績によるが決算賞与がボーナス並みに有り。残業代有り。残業時間が毎月そんなに変わらないので月の給料は一定額。
  • C社:昇級試験有り。能力査定と上司査定で昇給・減給。ボーナスは業績と査定により給料の1ヶ月分〜2ヶ月分。業績により決算賞与(金一封)。
    残業代有り(150時間残業したらその分支給されるので相当稼げる)

スキルアップ

  • A社:業務がなく暇なときは好きなことをしててよく、資料探しという名目で社外に出てもOKだった。社内にデザイン年鑑やデザインに関する資料は豊富においてあった。
  • B社:福利厚生でスクール等の習い事をした場合に授業料の補助を受けられたり、セミナー等の参加に協力的だった。
  • C社:業務をこなしているだけでスキルアップしていく。ただし作業が分業化しているので育つスキルが限られた。

働いていた時期や業種、景気が違っているので一概にはいえませんが比べてみて総合的に一番良かったのはB社です。ですが、金銭面だけでいったらC社、仕事を教わり能力を伸ばしてもらったのはA社とそれぞれ一長あります。

不満だったところはここではひとまず書きません。

過酷な会社はキツイという情報がいっぱいでてきますが、良い会社はネットで調べただけではでてきません。不満はどこかに吐き出したくなりますが、満足していることは不特定多数に進んでは言わないからです。会社への定着率もいいので情報発信する人の数にも差があります。なので良い職場だという情報は得にくいです。

また、自分で入ってみないことには分からない面もあります。実際、C社は検索したときに出てくるサジェストや類似候補でブラックと出てきますし、転職サイトでの評価もあまりいいとはいえません。ただ働いていた私としてはいい面も多かったので6年以上在籍していました。他の人がダメでも自分は平気ってことは十分にあり得ます。

デザイン会社の仕事環境

パソコンは9割5分くらいMacintoshを使っています。それにAdobe社のIllustratorとPhotoshopを使ってデザインしています。それに雑誌などページもののデザインが多ければIndesignを使います。バージョンによって操作感は違いますが1度覚えてしまえば別のバージョンのソフトでもすぐ慣れます。Adobeのソフトはだいたい1〜2年周期くらいでバージョンアップしていますが紙を扱うデザイン業界では最新のものではなく少し前のバージョンを使って制作しているというイメージです。最新版を使って予期せぬトラブルが起きるよりも、トラブルがあっても回避方法が分かっている旧バージョンの方が安心して印刷できるってのが理由です。

グラフィックデザイナーとDTPオペレータの違い

グラフィックデザイナーはデザインをする人です。デザインの構成や見せ方、売り方を考えて行う人です。DTPオペレータは基本的に指示書があってその通りに作る人のことです。ただ、完全にパソコンでデザインするようになっている現在はグラフィックデザイナーに近いDTPオペレータもいるし、やっていることはDTPオペレータだろうってグラフィックデザイナーもいます。特に免許もないので自称で言ってしまえばどちらでも名乗れます。


筆者紹介 -

この記事の作者のデザイン業界経験は会社員でおよそ12年、フリーランスで1年あります。2回転職し3つの制作会社で働きました。広告ジャンルは流通・不動産・旅行といったジャンルを経験しています。扱うものもパンフレットから折込広告、雑誌、パッケージデザイン、看板など幅広くやりました。このような経験に基づいて書いています。デザイン業でも違ったジャンルのデザインに関わっていたらまた別の感想があると思いますので参考までにとしてください。


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