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紙の厚さと紙の単位!ちょっと紙に詳しくなれる紙の知識

KNACK OF DESIGN

紙の厚さと紙の単位

紙の厚さは連量kgで表されます。これは全判サイズの用紙1000枚の紙の重さを測った際の重さが紙の厚さの単位になっていることからです。仕上がり時の紙の寸法で計る連量はA判やB判、菊判や四六判と基準となる紙の大きさによっても厚さの表記は変わります。厚さによって料金が変わるのは、同じ原材料から作れる量が違うからです。厚い紙よりも薄い紙のほうが多く作れます。1000枚重ねたときの重さにも違いがでるので料金にも反映されます。

印刷注文などで紙を選ぶときに65kgだと薄いペラペラの紙、90kgだと普通の紙、135kgだと厚い紙だと漠然と認識している人も多いと思いますがこの数値の単位にはこうやって算出されています。

紙を1m×1mに切ったときの1平方メートルあたりの重さ(g)のg/m²の単位でも表示されます。コピー用紙など束で売られている紙はこの表記がされていることが多いです。

紙の無駄をなくす

印刷をなるべく安くするならAサイズ・Bサイズの規格サイズで作るとリーズナブルに作れます。変形サイズだと紙の取り無駄が出るためコストがかかります。また、厚い紙より薄い紙の方が安くなります。

本は4の倍数で作るのが基本

本やカタログのように折りが入って複数の紙が折り重なっている物をページ物と呼びます。折りがありそれぞれに表と裏があるので4ページが基本形態になるのでページ物を作るときは4ページ・8ページ・12ページ・16ページと4の倍数で基本増やしていき作られます。

よく使う紙の厚さ

コピー用紙は0.09mm前後の厚さです。紙の単位としては55kg〜70kgもしくは64.0g/m²〜81.4g/m²程度になります。事務作業に使われることが多いコピー機では64.0g/m²程度の薄い紙、デザインカンプなどクリエイティブな出力もするコピー機では81.4g/m²程度の裏写りしない用紙を使っていると思います。

紙の種類や基準となる紙の寸法によってkg(連量)・g/m²(坪量)は変わります。コピー用紙と比べたときに和紙や再生紙は軽いので同じ連量・坪量でも厚くなります。コート紙・アート紙はコピー用紙より重いので薄くなります。ほんの少しの厚さの差になりますがポストカードなど紙の厚さで出来映えの印象が変わるものは紙選びの際に注意しましょう。

触れる機会の多い紙では、官製ハガキは0.22mmほどの厚さで連量180kg、坪量209.5g/m²です。レシートは0.07mm、新聞紙が0.08mm、ノートが0.10mm〜0.12mm、雑誌の本文が0.08〜0.10mmで表紙が0.13〜0.19mmなどといったものがおよその厚さです。

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