色カラー
色彩を中心とした情報サイト


視認性に配慮した色の識別!JIS安全色彩

STORY EPISODE

JIS安全色

JIS(日本工業規格)よって規定された安全を確保するために決められた色がJIS安全色です。赤、黄赤、黄、緑、青、赤紫に、対比の補助色となる白、黒を加えた8色があり、危険防止や緊急事態への対応といった行動がきちんと行えることを目的として定められています。禁止や危険を示す赤、注意を示す黄、救護や誘導を示す緑など各色に意味があります。JIS安全色は、道路の交通標識や公共の場の案内板など様々な場で使われています。

色はマンセル値で定められています。ベースがマンセル値なのは標識や案内板でのペイント塗装を前提にしているためです。そこから各カラーモードでの推奨値が選定されています。マンセル参考値、CMYK、RGB・HTMLカラーの各カラーモードで色合いは少し異なっていますが、これは各カラーモードで安全色として視認性が高く見やすいように調整されているためです。

JIS安全色の推奨値は次のようになっています。

安全色:赤

意味や目的:防火、禁止、停止、高度の危険

マンセル値:8.75R 5/12(改定前7.5R 4/15)
8.75R 5/127.5R 4/15

日塗工色票番号:K08-50V

CMYK:0-85-95-0

RGB:255-75-0
HEX:#FF4B00

黄赤

安全色:黄赤

意味や目的:危険、航海・航空の保安施設

マンセル値:5YR 6.5/14(改定前 2.5YR 6/14)
5YR 6.5/142.5YR 6/14

日塗工色票番号:K15-65X

CMYK:0-50-100-0

RGB:246-170-0
HEX:#F6AA00

安全色:黄

意味や目的:注意

マンセル値:7.5Y 8/12(改定前 2.5Y 8/14)
7.5Y 8/122.5Y 8/14

日塗工色票番号:K27-80V

CMYK:0-0-100-5

RGB:242-231-0
HEX:#F2E700

安全色:緑

意味や目的:安全、避難、衛生、救護、進行

マンセル値:5G 5.5/10(改定前 10G 4/10)
5G 5.5/1010G 4/10

日塗工色票番号:K45-55T

CMYK:85-0-80-0

RGB:0-176-107
HEX:#00B06B

安全色:青

意味や目的:指示、用心

マンセル値:2.5PB 4.5/10(改定前 2.5PB 3.5/10)
2.5PB 4.5/102.5PB 3.5/10

日塗工色票番号:K72-45T

CMYK:95-40-0-0

RGB:25-113-255
HEX:#1971FF

赤紫

安全色:赤紫

意味や目的:放射能

マンセル値:10P 4/10(改定前 2.5RP 4/12)
10P 4/102.5RP 4/12

日塗工色票番号:K89-40T

CMYK:40-90-0-0

RGB:153-0-153
HEX:#990099

安全色:白

意味や目的:通路、整頓

マンセル値:N9.3(改定前 N9.5)
N9.3N9.5

日塗工色票番号:KN-93

CMYK:0-0-0-0

RGB:255-255-255
HEX:#FFFFFF

安全色:黒

意味や目的:文字・記号・矢印などに使用、黄赤・黄・白の補助色

マンセル値:N1.5(改定前 N1)
N1.5N1

日塗工色票番号:KN-15

CMYK:50-50-50-100(リッチブラック)もしくはCMYK:0-0-0-100(オーバープリント有/印刷時に版ズレが起こりうる文字や細線)

RGB:0-0-0
HEX:#000000

デザインの際のJIS安全色

施設の案内アイコンや標識をデザインするときにはJIS安全色を意識することで様々な人が判別できる分かりやすい色となります。また、目立つ色の組み合わせを考えるときにはJIS安全色が使われている配色から検討すると注目される色合いが容易にできます。

スポンサーリンク


JIS安全色彩の色と意味

平成30年4月20日公示でユニバーサルデザインの観点から13年振りに色の見直しがされました。従来のJIS安全色は色の見え方の多様性への配慮が十分ではありませんでしたが、安全色がどのような色覚の人にとってもできるだけ見分けやすくなるように8色全ての色に調整が加えられています。これにより改定後の色の見分けやすさの評価調査で「色の違いがとても分かりにくい」という人は大幅に減ったという結果がでています。


(画像:経済産業省ニュースリリースより)
白と黒は、色の再現性における実用上の観点から次のように変更されました。白:N9.5 → 改正後 N9.3/黒:N1 → 改正後 N1.5

マンセル値は色表現に幅があり固有の色をピンポイントに示すという値ではなく位置を表すものです。そのためマンセル値での色指定は色違いの原因となりかねません。塗料などマンセル値が参考値として併記されているものは良いですが、DTPデザインなどで色を指定するときにはマンセル値ではなくRGBやCMYKもしくはDICなどのカラーチップを使って固有の色数値を決める必要があります。

JIS安全色の推奨値としてCMYKカラー、RGBカラー・Webで使用するHTMLカラーでの色数値が公表されています。それぞれの色を実際に彩色してみると、各カラーモードで微妙に色が異なります。これは表現できる色の範囲が違うため可能な限り各カラーモードでなるべく安全色として各色が見分けやすいように色を調整しているためです。特にRGBやHTMLカラーは鮮やかな色表現が可能なのでそれを踏まえて色が調整されています。

各カラーモードでの推奨値を使うことで様々な媒体でJIS安全色が使えるようになっています。

JIS安全色 ( JIS Z 9103 )

この規格は、「人への危害及び財物への損害を与える事故防止・防火、健康上有害な情報並びに緊急避難を目的として、産業環境及び案内用に使用する安全標識の安全識別色並びにデザイン原則について規定する。」としています。

色数値について

CMYK・RGB・HEXの色数値については新JIS安全色普及委員会(http://safetycolor.jp)で公表されている数値を掲載しています。マンセル値は日本塗料工業会のペイントカラー検索システムを使い参考値の色を表示しています。マンセル値を参考値として数値化した色とCMYKとRGB・HEXでの色は少し異なりますが、これはそれぞれのカラーモードでの色指定推奨値になります。カラープロファイルなどカラーマネジメントの設定は http://safetycolor.jp/shiteichi/ を参照ください。

新JIS安全色普及委員会はDICや日本塗料工業会など各種色彩に関する法人で構成されている団体です。


スポンサーリンク

カラー講座


色の力を使いこなそう


色彩と連想!色をテーマにしたランキング



今月のカラーニュース:色のトピック

色占い 言葉の色を鑑定!色診断ファルベコローレ
配色の見本帳

色のアンケート




selection

カラー講座:色の効果と影響力


デザイン講座:技とコツと豆知識


アンケート調査結果


PR


色のイメージ効果を知ろう


色カラータグ


スポンサーリンク