色を知るなら色彩検定の教材を読むのがおすすめ。
資格を取る気がなくても知識を得るための本として優秀です。
一番メジャーな資格なだけあって広く色のことが網羅されており学べます。
色を知ろう!カラーを学ぶ
最初に色の学習方法を紹介、その後に色の資格の種類や色を扱う仕事について、それから得て欲しい色の魅力をお伝えします。色の勉強がしたいと思ったら読んでみてください。
色を知ること
色の数は膨大にありますが色の系統となると数種類です。色の効果は系統でだいたい決まっているので覚えるのは大変ではありません。
色の効果を学んでおくと何かを選択するときに迷うことが減ります。
色は状態をあらわす物差しなっています。色には意味があることを知りましょう。
色をあつかうシーンは仕事や日常を問わず、いたるところであります。そこで色を使いこなせると気持ちを伝えやすかったり人気者になれたりとワンランク上の自分になれます。特に、デザインやファッションの分野では色の知識があるとかなり有利なので、携わっている人や興味のある人は色について知っておくべきです。
本から学ぶ
本を紹介します。
当サイトは結構な数の色彩に関する本を参考にして作っています(参考書籍)。
これらの中からオススメの本を紹介します。
色彩ガイドブック―配色の基本がすべてわかる
ざっくりとした色の知識が得られる本です。基本的なことだけなのでちょっと色に興味がある程度の人向けですが幅広くカバーしてあるので色の勉強の導入として読むのに良い本です。ハンディサイズなので鞄に入れて持ち歩きやすいのがポイントです。
“よい色”の科学―なぜ、その色に決めたのか
色と人の関係性についての本です。色の好みのできる嗜好や色の文化などを調査や実験に基づき論理的な方面から書かれています。ほとんどが文章なので内容は難しめです。繰り返し読むことで色の理解が深まると思います。
徹底図解 色のしくみ―
初期の光学理論から色彩心理学・民族の色彩まで
写真やイラストが多くて見やすい色についての本です。色の科学から色材、心理学まで幅広く色のことが扱われています。
日本の269色―JIS規格「物体色の色名」
色彩検定などの色の資格でも使われている慣用色名のJIS規格「物体色の色名」の色が紹介されています。日本工業規格の色は日常的に使われている日本の色として決められた色たちです。色名と共に系統色名、色の語源、マンセル値とCMYK値の色数値が掲載されています。持ち運びに便利な文庫サイズなので慣用色名を手軽に調べられます。
配色デザインのルール―
美しい色の組み合わせにはワケがある。
デザイナーにおすすめです。雑誌や広告などのサンプルに紙面のキーカラーを付けて紹介されている本です。デザインのアイデア見本と配色見本になります。ちょっとデザインに困った、色に困ったときなどに便利です。同じようなデザイン本はたくさんありますがこれが一番見る回数が多い本です。
無料で色の本を読む
ずっと無料というわけではありませんが、U-NEXT(31日間無料トライアル)やアマゾンのKindle Unlimited(30日間無料体験)で無料で読める色彩関連の本があります。まだ使ったことがない人は利用してみてください。U-NEXTはアニメや映画などの動画コンテンツの方が利用価値が高いですがもらえるポイントで無料感覚で本も読めるので便利です。
動画で学ぶ
読むだけより見聞きした方が頭に入るって人は多いです。
スキマ時間を有効活用できる資格取得のオンラインサイト「オンスク.jp」で、色彩検定2級・3級とパーソナルカラリストの資格の内容を動画学習できます。色彩検定の動画を繰り返し見ることで色を理解できます。簿記や宅建など他の資格学習も定額で見放題なのでたくさん勉強したい人にはお得な学習サイトです。
何でもあるよアマゾン。
色彩検定の教材でガチに学ぶ
本気になれます。きっと短期間で色のことを覚えます。
なんでガチなのかというとそれなりにお金がかかるからです。利点としては必死に勉強するようになります。また、講義のDVDと教科書と配色カードといった必要な教材が全て用意されるので迷いなく勉強をはじめられます。実力診断テストも実施してくれるので資格取得の対策はしっかりできます。
資料請求までは無料です。カラーコーディネーターやパーソナルカラー、カラーセラピストの資格講座もあるので比べて見ましょう。
色の知識だけ得たいって人はこっち。
色彩検定の教本だけ読む
一番受講者の多い色の資格なので教本はたくさんあります。知識だけを得たいならこういった本を読むだけでも十分です。Kindle Unlimited だと無料で読めるものもあります。
色の資格の種類
色の資格の勉強をすることで役立つ色の知識が増やせます。メジャーな資格は「色彩検定」「カラーコーディネーター検定」あたりですが他にも、デザインやファッション、美容や癒やし、花、介護や福祉といった専門的に特化した色に関する資格があります。検定名と主催者を掲載していますので興味のあるジャンルを見くらべてみてください。
- 色彩検定
全国服飾教育者連合会(A・F・T) - カラーコーディネーター検定
東京商工会議所 - パーソナルカラリスト検定
日本パーソナルカラリスト協会 - ADEC色彩士検定(カラーマスター)
全国美術デザイン専門学校教育振興会(ADEC) - カラーデザイン検定
ICD国際カラーデザイン協会 - TOCOL
五感コミュニケーション協働プロジェクト - デジタル色彩検定
カラーイメージ協会 - 色彩技能パーソナルカラー検定
日本パーソナルカラー協会 - ベースカラー診断士
色彩生涯教育協会 - ファッション色彩能力検定試験
日本ファッション教育振興協会 - 色彩活用ライフケアカラー検定/色彩活用パーソナルカラー検定
日本カラーコーディネーター協会 - 色彩福祉検定
日本色彩環境福祉協会 - フラワーカラー検定
フラワーデコレーター協会
色の資格は持っているに越したことはありませんが、仕事するのに必須だったりするものではありません。広く知識を得ることに活用しましょう。
これらの資格の教本・対策本は書店で売っているのでまずはそれを読み比べてみましょう。
「色」を仕事にするには
みなさん、ここをご覧になっているということは、少なからず「色」に興味がある。好きだ。できることなら、色を使った仕事にしたい!天職にしたいということも、考えているのではないでしょうか。
残念ながら、「色」一本で、生活ができる水準までの収入を得るというのはなかなか難しいです。しかし今は、副業をすることが解禁され始め、また収入源を複数持ちたいという考えの人は多くなっています。このタイミングで大好きな「色」に関わりながら、それをお金にも変えられたら嬉しいですよね。
色の知識は、美術やアート、デザイン、ファッション、美容、インテリアなど色が関わる職業の専門性を高めるためにとても役立ちます。それだけではなく、色は心や体にも影響を与えます。色というのは波動であり、人の無意識に働きかけることは様々な研究から結果が示されています。
色を制することができれば、家庭で、職場で、プライベートで、自分の思うままに演出することも可能、ということです。
今、色について勉強してみたい、と思ったのは偶然ではないかもしれません。ライバルより一歩早く、色について学習してみましょう。皆様の「カラーライフ」が素晴らしいものとなるよう、ここで、「色」にまつわるお仕事についてご案内します。
色の仕事と行ったらデザインやファッションといった各種デザイナーがまず浮かぶと思います。でもこれから色のスペシャリストとして切り込みたいのはカラーコーディネーターです。色を提案する、色のことを教える仕事はファッションやインテリアをはじめ、今後欠かせない医療や福祉など多岐にわたり、これから個人が活躍する世の中での需要があります。
地方がチャンス!?
勉強したくても、近くに本屋さんもないし、カラースクールなんてもってのほか・・・そんな環境にお住いの方に、グッドニュースです。色に関する資格が登場したのは、もう30年も前(平成2年に色彩検定の前身の試験が実施)のこと。都心部では、色だけに特化した仕事はライバルも多くなかなか活躍の場所が得られないかもしれません。しかし、周りに色に関するスペシャリストのライバルがいない環境であれば、あなたが唯一の専門家になることも夢ではありません。
カラーコーディネーターは多くの人がフリーランスで働いています。仕事を作るまでには苦労がありますが自分の力を活かして働けます。市のカルチャースクールを使ったり友人をコーディネートしてあげたして実績を積むことによって職業へと繫げられます。
学ぶ環境が近くにないなら通信講座を使いましょう。どこにいても勉強をすることは可能で、地域にライバルがいない可能性が高いのはチャンスです。最近の通信講座では、動画学習やインターネットを通じてのオンライン学習などで、学校さながらに学ぶことができるようになっています。
学校にかようメリットは?
もし、条件が合えば、学校に通うのも良いかと思います。何より、先生がいれば、わからない場所はすぐ聞くことができますし、教材ではわからない、「現場の」知識を教えてくれるかもしれません。色々な世代の仲間がいることも、モチベーションを高めてくれます。
また、通うということは、時間とお金と覚悟が必要なもの。そのために時間を作り、電車に乗って、慣れないビルに向かうということは、「学ぶぞっ!」という覚悟をより強いものにしてくれます。通学は、本気になれるのでオススメです。
最後に、
色で一番知って欲しいことは色彩心理
日常生活の中で、もっとも必要なのは色彩心理の知識です。誰でも役立つのが色の心理効果で、身の回りに取り入れるといろんなことが解決します。
色彩心理の上手な使い方を知ったら、すでに色の効果を知っていて活用していた人はずるかった、こんなに物事を上手く運んでいたんだなと感じてしまうと思います。
音や臭いなど人が情報を受けとる感覚の中で視覚の占める割合は8割以上と言われています。目に自然と入ってくる色にはたいてい無自覚でいますが人の行動をコントロールするほど大きな力があります。
自分自身や周りの人に色彩心理を上手く活用してみませんか?
色の使い方を身につけると見える世界が変わります
色は人の心に影響を与えることが分かっています。何か情報を得るときには目で見たり触ったり聞いたりして入ってきますが、こういった情報を得るときに一番大きな役割を果たすのが目から入る視覚情報です。
大事なことなので同じようなことを2回言っています。
目に見える情報、すなわち色の情報が人の心や行動に何かしらの作用をもたらします。青色と赤色で感じる温度が違ったりするように、色による心理作用は日常的にあります。
そんな色の作用を科学的なデータに基づいて研究したものが「色彩心理学」です。シーンに応じて効果的に働く色を知っていると、仕事や人間関係を円滑にすることができます。身の回りの色の使い方で、与える印象や気持ちをコントロールできるので基本的な色の効果は知っていて損はありません。
特にコミュニケーションの密度を高めたり、頑張る・休むといった自分への意思表示を固めるのに役立ちます。色の効果的な使い方を知って自分のリズムを整えましょう。
色彩心理はおよその傾向はあったりしますが、必ずこうという絶対的なパターンはないです。状況で変わるので自分なりに色の情報を積み重ねて経験として得てください。
色って奥が深いです。色は学問として色だけを専門にというものはなく何かに付随して存在しています。扱う範囲が大きすぎるのが色で、それだけ色にはチャンスがあります。そのうちに色にまつわる様々なことが解明されていくでしょう。色は、科学で証明されている確かな事象でありながら、無意識に訴えてくるなんとも不思議な存在です。まだ大多数の人々は、なんとなく色を選び、なんとなく動かされているのかもしれませんが、未来では、今よりもっと、色を効果的に使うことは一般的になるでしょう。その前に、この奥深い色の宇宙を、一歩深く学んでみましょう。
色の勉強がしたくなりましたか?