理由はリピートして食べたときに前の美味しいと感じた記憶が勝ってしまうからです。それで前に食べたときの方が美味しかったような気がすると感じてしまってリピートが終わってしまいます。
もちろん美味しいものは売れます。でも爆発的大ヒットはしません。美味しすぎるというのは期待値のハードルを一気に上げてしまいます。上がってしまったハードルをリピート時には越えられなくなってしまい満足度が低下してしまうのが美味しすぎる食べ物です。
逆に大ヒットするものは、すごく美味しいというわけではないけどおいしい、どちらかといったら美味しいといった具合に小満足するおいしさのものです。
時間が経った後たしか美味しかったくらいのあいまいな記憶の味は、再び食べても満足のいく美味しさでいてくれます。
リピートして食べたときに受ける「美味しい」の感じ方が売れ続ける食べ物とすぐにブームで終わる食べ物との差になります。