静物デッサンの上達テクニック
デッサンに必要なのは、センスではありません。
豊富な知識と情報量を持ち、圧倒的な練習量の先に、やっと身につけられる技術が必要です。
静物デッサンは、主に有機物を対象として行いますので、それぞれのモチーフによって異なる「質感」や「色彩」「陰影」の表現。また、複数のモチーフがある場合は、距離間の表現も必要とされます。
デッサン力に長けた5名の描き手により、静物デッサンに必要な知識と技を丁寧なプロセスを追いながら解説します。
5人の描き手がいれば、それぞれ表現のテクニックも違います。それにより、より幅広い視野でデッサンをとらえ、柔軟で質の高い描画表現を身につけることができます。
これから静物画を始めたい人はもちろん、もっとデッサンを上達させたい方、美大受験を考えている方などにもオススメです。
目次
1.デッサンを始める準備
デッサンに必要な道具/鉛筆の削り方/消しゴムの使い方/水張りの方法/デッサンの時の位置関係
2.デッサンの基本
道具を使いこなそう/形を意識しよう/モチーフを理解しよう
3.実践・単体モチーフ
リンゴ/パプリカ/レモン/紫キャベツ/しいたけ/卵/玉ネギ/ブロッコリー/マンゴー/ミニカボチャ/メロン/パキラ/じゃがいも/パイナップル/ハイビスカス/クルミ/サザエ
4.実践・複数モチーフ
ピンポンマムとラムネ瓶/真アジとトルコキキョウ/サンスベリアとビニール傘/アイビーとパイプ椅子/せんべいとミカン/果物の詰め合わせ/白菜とストライプの布/アボカドとコンクリートブロック/きのこと雪平鍋/ショウガと鉄パイプ/ザクロと段ボール紙
書籍情報
書 名:静物デッサンテクニック
著 者:阿部 愛美
仕 様:B5判、160ページ
定 価:本体1,800円+税
ISBN:978-4-416-51903-5
著者プロフィール
阿部 愛美(あべ・まなみ)
デザイン情報誌やファッション誌を中心に、企業の広告で人物や工業製品などのイラストを提供。雑誌や書籍において、原稿の寄稿や編集も担当。