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世界の歴史において重要な意味をもつ104の出来事!21世紀の視点で歴史の流れを解説した世界史本

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世界史大図鑑

歴史の究極の目的は、人間が人間自身を知ることである。20世紀の歴史家R・G・コリングウッドは「歴史の価値とは、人間が何をしてきたか、そして人間とは何者であるかを教えることだ」と言う。われわれは、歴史を抜きにして自分たちの存在を理解することなどできない。(「はじめに」より)

時代や地域を問わず、客観的な歴史というものは存在しません。歴史の叙述、どの事象を取り上げ、それをどのように表現するかは、著者の歴史観・世界観によって左右されます。世界にはいくつもの「世界史」があり、その多様性に触れることに、歴史書を読む醍醐味があります。

20世紀前半まで、世界の歴史のほとんどは西洋文明の大勝利の物語として書かれていました。このようなヨーロッパ中心のアプローチは、ヨーロッパ中心主義とともに崩れ去り、ポストコロニアルの世界、ポストモダンの世界では、さまざまな社会的アイデンティティの立場から語られる多様な歴史が受容されるようになりました。

本書では、アルタミラの洞窟壁画から、同時多発テロ、世界金融危機まで、世界の歴史において重要な意味をもつ104の出来事を取り上げ、オールカラーの図解と写真とともに、21世紀の視点でわかりやすく解説しています。

チャート式の図解や地図、重要な人物や事物のカラー図版、名言の引用コラムなどが散りばめられた紙面は、ただ眺めるだけでも十分楽しめる構成です。本文では当時の様子が生き生きと描かれ、物語を読む楽しさも味わえます。

各章末には、「もっと知りたい読者のために」というコラムを設け、さらに60のテーマをとりあげて簡潔に解説しています。

現代の関心にあわせて、IT社会、リーマンショック、環境問題、人口問題など、人類史を通じて長期的に重要な意味をもつトピックが深く論じられていて、読み応えがあります。

歴史好きはもちろん、カタカナの名前が覚えられなくて世界史は苦手だった、という方にもお勧めできる、世界史概説本の決定版です。本書と日本人が著した世界史の本と読み比べれば、立体的な世界史観が得られるでしょう。

目次

はじめに

人類の起源(20万年前~紀元前3500年)

人類がはじめてオーストラリアに到達する/アルタミラの洞窟絵画/最終氷期最盛期/チャタルヒュユクの集落

古代の文明(紀元前6000年~後500年)

ハンムラビ法典/アブ・シンベル神殿/ゴータマ・シッダールタが仏教を説く/クノッソスの宮殿/ペルシア戦争/アテネの民主主義/アレクサンドロス大王による征服/始皇帝が中国を統一する/ユリウス・カエサルの暗殺/ミルウィウス橋の決戦/ローマの略奪

中世の世界(500年~1492年)

ベリサリウスによるローマ奪還/ムハンマドが神の啓示を受ける/カールの戴冠/安史の乱/バクダードの建設/リンディスファーン修道院へのヴァイキングの襲撃/聖職叙任権闘争/源頼朝が征夷大将軍になる/マグナ・カルタへの署名/フビライ・ハーンが宋を征服/マルコ・ポーロが上都へ到着する/エルサレム陥落/アンコールワットの建造/マンサ・ムーサのメッカ巡礼/テノチティトラン建都/ヨーロッパで黒死病が大流行する/洪武帝が明朝を築く/グラナダ陥落/世宗が新たな文字を採り入れる

近世の時代(1420年~1795年)

コンスタンティノープルの陥落/クリストファー・コロンブスのアメリカ大陸到達/トルデシリャス条約/イタリア・ルネサンスのはじまり/カスティヨンの戦い/コロンブス交換/マルティン・ルターの95か条の論題/プラハ窓外放出事件/アクバル大帝による征服/メイフラワー号の航海/チャールズ1世の処刑/王立アフリカ冒険商人会社の設立/アムステルダム証券取引所の設立/関ヶ原の戦い/三藩の乱/ニュートンが『プリンキピア ――自然哲学の数学的諸原理』を出版/クック船長の世界周航/ルイ14世が親政を開始/ケベックの戦い/ディドロが百科全書を刊行/サンクトペテルブルクの建設

変わりゆく社会(1776年~1914年)

アメリカ独立宣言の採択/バスティーユ牢獄襲撃/ワーテルローの戦い/ボリバルが大コロンビアを建国/スティーヴンソンのロケット号が営業運転開始/奴隷貿易廃止法/1848年革命/スエズ運河の建設/ダーウィンが『種の起源』を出版/千人隊の遠征/ラクナウ包囲戦/ロシア農奴解放/ゲティスバーグの演説/カリフォルニアのゴールドラッシュ/エリス島の移民局開設/明治維新/第2次アヘン戦争/エッフェル塔の完成/ベルリン会議/青年トルコ革命/エミリー・デイヴィスンの死

現代の世界(1914年~現在)

パッシェンデールの戦い/十月革命/ヴェルサイユ条約/スターリンが権力を握る/ウォール街大暴落/国会議事堂放火事件/ナチスのポーランド侵攻/ヴァンゼー会議/ベルリン空輸/インドの独立と分割/イスラエルの建国/長征/エンクルマがガーナの独立を勝ちとる/キューバ・ミサイル危機/スプートニクの打ちあげ/ワシントン大行進/トンキン湾事件/ピッグス湾侵攻/文化大革命/スエズ危機/ベルリンの壁の崩壊/1968年革命/ネルソン・マンデラの釈放/サラエヴォ包囲/9・11同時多発テロ/最初のウェブサイト公開/世界金融危機/世界人口が70億を超える

もっと知りたい読者のために
用語解説/索引

書籍情報

世界史大図鑑
著者:レグ・グラント ほか著・小島毅 日本語版監修・越前敏弥 訳
定価:本体4,200円+税
体裁:B5変型判/352ページ/オールカラー
ISBN:978-4-385- 16238-6
発売日:2019年2月20日(水)より

著者紹介

レグ・グラント(編集顧問)
軍事史、歴史一般、時事問題、伝記の領域で多くの著作を発表する。DK社刊行の著書に、『世界航空機文化図鑑 鳥人間からスペースシャトルまで』(東洋書林)、『海戦の歴史大図鑑』(創元社)、『第1次世界大戦 決定版ビジュアル・ガイド』(2014年、未訳)がある。

小島 毅〔こじま・つよし〕
東京大学教授。1962年生まれ。東京大学卒。専門は中国思想史。著書に、『中国思想と宗教の奔流』『近代日本の陽明学』(以上、講談社)、『儒教の歴史』(山川出版社)、『義経の東アジア』『父が子に語る日本史』『父が子に語る近現代史』(以上、トランスビュー)、『増補 靖国史観』(筑摩書房)、『天皇と儒教思想』(光文社)、『儒教が支えた明治維新』(晶文社)などがある。

越前敏弥〔えちぜん・としや〕
文芸翻訳者。1961年生まれ。東京大学文学部国文科卒。訳書に『世界文学大図鑑』(三省堂)、『オリジン』『ダ・ヴィンチ・コード』『Xの悲劇』(以上、KADOKAWA)、『解錠師』(早川書房)、『チューダー王朝弁護士シャードレイク』(集英社)、『夜の真義を』(文藝春秋)など多数。著書に『文芸翻訳教室』(研究社)、『翻訳百景』(KADOKAWA)、『越前敏弥の日本人なら必ず誤訳する英文』(ディスカヴァー)など。

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