AGRI 三鷹台おでん屋心霊相談所
「霊が見える」心霊現象絶対否定派理系男子と「霊がいるとくしゃみが出る(ただし本人は無自覚)」オカルトマニアの天然文系男子二人による、超常現象解決ミステリー
書籍情報
AGRI 三鷹台おでん屋心霊相談所
木間のどか 著
【仕様】四六判・並製・352頁
【発売日】2018年11月16日
【価格】1450円(+税)
あらすじ
「お前の頭の中身は、髪の色と同じひよこ並みだな」
「でも霊はいる。絶対にいる!」
霊などのオカルトを科学的に否定するために調査を行う機関、Anti Ghost Research Institute(否心霊調査研究所)。立ち上げ発起人の、霊が見えるけれどもそれを否定したい須森天哉と、幼馴染で霊は見えないけれど信じている野間陽太。事件解決に奔走する彼らだが、正反対の二人が組んだのには訳があり――。
これは、二人が霊の仕業ではないかと持ち込まれる相談を科学的に解き明かしていく、少し不思議で、温かな感動も呼び起こす、心霊ミステリー。
第一話:家守――悪夢を見るというおでん屋の女将の依頼。原因は霊による干渉なのか、それとも精神的ストレスや家の構造の問題なのか……。
第二話:泣声――独り暮らしの家で料理に浮いた歯や爪を見てしまう青年。ストーカーによる生霊なのか、それとも……?
第三話:おくりもの――朝起きると見知らぬメールが携帯に保存されている……。打っているのは誰なのか?
第四話:呪――〝チャーリーゲーム〟で悪霊が憑いた、と不登校になった少女。本当の原因は……?
そしてやがて、霊に関して考えの違う二人がどうしてコンビを組んでいるのか、過去にあった事件が原因と分かり、彼らの目の前に浮上する!