仕事に使える人の心のコントロール術
交渉ごとの話は最初の5分が肝心
できる人の話し方として最初に要点を伝えるというのがあります。
これは、人が話をきちんと聞き入れられるのはせいぜい5分くらいで、それをすぎると話を聞く集中力も欠けてきて内容に関する理解が薄まっていくためです。また、話が長いと相手は飽きてしまったりいろいろな考えを巡らせてしまったりします。
話は端的に分かりやすい方が聞いている人の即時の判断を促せます。よけいな前置きをいろいろと話し込むよりも品定めに値する要点だけを伝えて決断して貰った方が無駄な時間が無く良い結果が生まれやすくなります。
相手の行動を真似ると共感されやすくなる
相手に話しやすい人という安心感を持ってもらうのに効果が高いのがミラーリングと呼ばれるものです。いわゆる相手のマネをするということです。相手の仕草や話したことへの相づちといった同意を思わせる行動をとることで心の距離が縮まります。とくに初対面の人には効果が高いと言われています。
相手からの警戒心を薄め共感を得るために相手を真似るミラーリングを覚えておくとものごとを成功に運びやすくなります。
立ち位置で印象が変わる!親近感を上げる距離
相手どのくらいの位置で話すかで心地よさは変わります。恋人同士なら密着しているくらいが心地よいだろうし、大嫌いな人なら離れている程いいと感じるはずです。
特に親密度のない普通の人と話す場合は、50センチというのがひとつの目安になります。手を伸ばして相手に触れられるかどうかくらいの距離がだいたい50センチです。この距離が嫌悪感をいだかれずまた、親しみを持ってもらったときに引き込みやすい心理的に受け入れやすい距離になります。
話を聞くときには遠くで話されるよりも近くで話して貰った方が内容を理解できます。逆に距離があると言葉を聞くために神経を使うので距離がある分だけ探求力が減ります。