3416 SASHIIRO

暮らしに差し色、ちょっとした変化を。

BOOK

言葉に体重を乗せるには?「口下手」でも、それを生かせば大化けする!博報堂スピーチライターが教える口下手を生かしたトーク術

投稿日:

博報堂スピーチライターが教える 口下手のままでも伝わるプロの話し方

博報堂でスピーチライター、コピーライターとして活躍するかたわら、明治大学、慶應義塾大学などで「言葉の持つ力」について教えてきた、言葉のスペシャリストが、依頼人や教え子だけに伝えてきた、誰でも話が伝わるようになる、日々の会議や報告、交渉、商談、雑談、お詫び、プレゼン、スピーチ……。あらゆる場面で使える「プロの話し方」を公開します。

流暢に話すがゴールではない

「立て板に水」という言葉があります。

弁達者で言葉が流暢にすべる様を言う肯定的な意味の言葉なのですが、残念ながら「立て板に水」のように話すことと「相手が深く理解する」ことは同義ではありません。弁舌がさわやかすぎて、ロジックが完璧すぎて伝わらないこともたくさんある。これがコミュニケーションの不思議なところです。

明治時代、坂本龍馬や板垣退助など、土佐出身者は不思議と雄弁な人が多かった理由の1つに、土佐弁があると言われています。

「日本は、このままではいかんぜよ」
「夜明けじゃ!新しい日本の夜明けぜよ!」

と、坂本龍馬が叫ぶ。
もし、これが「日本は、このままではいけません」「夜明けです。新しい日本の夜明けです」と標準語で語っていたら、果たして、多くの人の心を震わせたでしょうか。

「立て板に水」とは言い難い独特のアクセントや節まわしがあるからこそ、そして彼らに人に訴えかけるだけの「言いたいこと」があったからこそ、人は彼らの言葉に吸い込まれていったのでしょう。

言葉に体重を乗せる

必要なのは、話術ではなく言葉の重さです。衆議院議員の小泉進次郎さんがこんなことを言っていました。

「言葉に体温と体重を乗せる」

大切なのはこれです。あなたの発言する言葉に、体重を乗せて重くしていくこと。いくら雑談力をつけて面白い人だと思われても、軽い言葉ばかり並べて立てていれば、結果を出すことはできません。
言葉に体重を乗せる。つまり言葉の一つひとつに、思いや信念を込め、言葉に重みを増していくのです。そのためには、言葉数を増やすのではなく減らしてみる。日常的に、自分が心から思ったことを短い言葉で表現する訓練をしましょう。

この「重みのあるひと言」は、一長一短には生み出せません。日ごろからのトレーニングが必要です。そのために大切なのがすべてにおいて「自分の頭で考える」ことです。たとえば、今は映画も本も食事も旅行も「レビュー」で評価が決まります。まず、それを鵜呑みにする気持ちをやめ、人の意見は関係なく何事も自分軸で決定するのです。

自分で読んで、食べて、経験したものだけに「つまらない」「おいしい」「楽しい」と自分の感覚で判断を下すクセをつける。そして、「なぜおいしいと感じたのか」「どうしてつまらなかったのか」と深く考えを掘り下げていき、自分の中で、言葉を駆使して詳細に表現する練習を重ねてみてください。心の中だけでもいいですし、ノートにまとめればなおいいでしょう。

本書で紹介する「口下手のままでも伝わる話し方」を身につければ、誰でも今の自分を変えることなく、驚くほど言いたいことが伝わるようになります。

目次

第1章 スピーチライター流 話に心を乗せる伝え方
第2章 口下手のままでも伝わる 言葉の磨き方
第3章 驚くほど話が伝わるようになる 3つのマイルストーン
第4章 口下手のままで心を動かす プレゼン・スピーチのコツ
第5章 口下手のままでも面白い 「話のネタ」の拾い方

書籍情報

博報堂スピーチライターが教える 口下手のままでも伝わるプロの話し方
定価:1,512円(税込)
判型:46判
体裁:並製
頁数:224頁
ISBN:978-4-7612-7412-2
発行日:2019年4月22日

著者プロフィール

ひきた よしあき
博報堂スピーチライター、クリエイティブプロデューサー。
1984年、早稲田大学法学部卒。学生時代より「早稲田文学」学生編集委員。NHK「クイズ面白ゼミナール」のクイズ制作などで活躍。1984年、博報堂に入社し、CMプランナー、クリエイティブディレクターとして数々のCM作品を手がける。
その後、おもに行政の仕事を担当するようになり、現在では、政治、行政、大手企業などのスピーチライターを務めている。氏の書くスピーチは、依頼者の発言の要点を見事にとらえ、人の心を動かすと、多くのエグゼクティブから絶大な信頼を得ている。
また、明治大学、慶應義塾大学、日本大学などで、「広告コミュニケーション」「日本語のもつ潜在的なちから」をテーマに講義や講演を行うほか、「朝日小学生新聞」に長年コラムを寄稿するなど、若者に日本語の潜在能力や素晴らしさ、コミュニケーションの重要性を伝えている。著書に『博報堂スピーチライターが教える短くても伝わる文章のコツ』(小社)、『大勢の中のあなたへ』『机の前に貼る一行』(ともに、朝日学生新聞社)などがある。

-BOOK
-, ,

関連記事

GoogleやFacebookも採用する最強のフレームワーク「OKR」を知っていますか?

最短最速で目標を達成するOKRマネジメント入門 仕組みはいたってシンプルです。 GoogleやFacebookも採用する最強のフレームワーク 「1人が一人前の仕事をしているのに、5人で仕事をすると4人 …

かわいい恐竜満載ですが何か?大人も癒されるゆる~い4コマ図鑑のシリーズ第3弾ゆるゆる恐竜図鑑

ゆるゆる恐竜図鑑 60種以上の恐竜のプロフィールや生態がゆるゆる4コマまんがで楽しめる!もちろん、同じ時代に生きていた海と空の爬虫類もしっかり掲載!どうして恐竜は絶滅したの?といった疑問に答えるコラム …

お米の粉だから、米粉は和スイーツも大得意!定番の和菓子から和テイストの洋菓子まで、みんなが笑顔になる米粉のおやつ本

米粉のおやつ 大福にみたらしだんご、桜シフォン……。お茶の時間にお使い物に、手作りの米粉の和スイーツでほっこりしませんか? 米粉のおやつ作りは、じつはとても簡単です。混ぜすぎやこねすぎの心配がなく、作 …

一日一花。めくるめく、かわいい誕生花が満載の伝統色事典

誕生花で楽しむ、和の伝統色ブック 1日1色ずつ、誕生花のイラストレーションを添えた和の伝統色366色を掲載。グラフィック制作現場に役立つRGB・CMYKカラーガイドはもちろん、伝統色の説明・色名インデ …

毎日のスープで体がよみがえる!医師が教える発酵食スープ

「スープ」×「発酵食」で健康腸寿に みそや漬けもの、チーズやアンチョビ、キムチなど身近にあるいろいろな発酵食品。これをいつものスープに取り入れるだけで、体がよろこぶ健康習慣となります。 どうして、スー …