野菜がおいしいのはスープだから
スープは自由。スープは無敵。野菜をおいしく食べるための3種のスープ
スープとはこうあるべき、という決まりごとは設けず、自由な発想で考えた「野菜がおいしく食べられるスープ」です。
①スープのような、サラダのような。
熱いスープに生の野菜をたっぷりのせて食べる。例えば、生のミントなどのハーブをたっぷりとのせたベトナムのフォーのようなスープ。温かいスープの中に、生の野菜のシャキッとした歯ごたえを感じたり、野菜の味と食感がスープの熱で変化していくのを味わったり、フレッシュな野菜が口の中をさっぱりさせて、飽きずに食べ続けられたり。いままで味わったことのない、サラダのようなスープです。
▲「押し麦とソーセージのクミンスープ」には、サラダほうれん草をトッピング
②ポタージュ!ポタージュ!ポタージュ!
野菜をペースト状にしたとろとろのポタージュは、野菜の形も食感もありませんが、その色や香り、うまみは野菜そのもの。なめらかな口当たりで、幸せになるスープ。個性的なハーブやスパイスの力も借りて、野菜の個性を引き出しました。
▲引き込まれそうな美しい色合いの「ビーツのポタージュ」
③ことこと煮ると、野菜は丸い味になる。
とにかく野菜をたっぷり。肉や魚介も加えて、一皿でお腹がいっぱいになるスープです。
野菜をことこと煮ると、青臭さや苦みなど、生の時には気になったクセが抜け、その代りに甘みが引き出されてきます。食感も、ほくほく、とろとろ、しんなりと変化。火を通した野菜のおいしさを堪能できます。
▲焼きつけた白菜の焦げもおいしさになる「焼き白菜と豚バラのサワースープ」
書籍情報
野菜がおいしいのはスープだから
著者:堤 人美
定価:本体1300円+税
発売日:2018年11月9日(金)
判型:B5判/96ページ
電子版:あり
ISBN:978-4-05-800965-9
発行所:(株)学研プラス