電動車椅子は、モーターを原動力とした3個ないしは4個の車輪がついた車椅子のことです。 最高速度が時速6キロ以内のため道路交通法では歩行者扱いになります。歩道を走ることができ運転免許やヘルメットがなくても乗れ、歩くよりもスピーディーに移動できるのでちょっと出かけたいときに便利です。替えのバッテリーを用意しておけば、距離のある場所にもいけます。
高い機能と美しいデザインで人気の電動車いすWHILL（ウィル）の「モデルC」の場合、荷物の重さや路面状況で距離は変化すしますが家庭用電源で約5時間のフル充電で最大約16キロを走行することが可能です。
免許を返納した高齢者らに向けた電動車椅子
自動車に変わる移動手段として電動車椅子が注目されています。後期高齢者（75歳以上）の免許返納率は5％程度です。昨今の事件や免許更新の際の認知機能検査が厳格化されたことで自主返納は増加傾向にあります。今後、電動車椅子の需要が一気に高まる可能性があります。
電動車椅子を手に入れるためには、購入する方法とレンタルする方法があります。
電動車椅子を購入する
アマゾンなどのネットショップでも買えますが高価な物ですしメンテナンスも必要になるので対面で販売して貰った方が安心できると思います。デイサービスや介護施設といった生活支援サービスの担当者、もしくはネットに強い親族に相談してみるのが良いかと思います。また、自動車販売店でも最近は取り扱っていたりします。
電動車椅子の相場
電動車椅子はだいたい約20～40万円で販売されています。購入だと料金がかさみますが好みの電動車椅子を選べるのがポイントです。介護保険の対象外になるので全額自己負担となりますがレンタルと違って、気兼ねなく使うことができます。
電動車椅子のレンタルする
電動車椅子をレンタルするメリットとしては費用の安さと、身体の状況の変化に対応した車椅子に途中で変更することができることです。介護保険が適用できると月々数千円程度と格安でレンタルできます。介護保険を使わない場合は電動車椅子の販売金額のだいたい1割前後が月々の相場です。条件によって料金が変わるので全部でいくらかかるのかといった費用は、問い合わせをして確認することをおすすめします。
販売店では販売とレンタルの両方を取り扱っている場合が多いです。
人気の電動車椅子メーカー
WHILL（ウィル）やHAIGE（ハイガー）というメーカーの自動車いすがデザインや機能性に優れており人気です。
電動車椅子市場
電動車いすを代表とするシニアカーは2020年までに約1兆円の市場規模になると推定されています。自動車販売でも取り扱いが増えており拡大しています。高齢者や高齢の親を持つ世代から免許返納などをきっかけに次の交通手段として考えられています。
電動車椅子には、「WHILL モデルＣ」のようなレバーで操作する「ジョイスティック形」以外に、シニアカーと呼ばれる「ハンドル形」もある。これらを合わせた電動車椅子の市場は近年、拡大を続けている。
参照：産経新聞
電動車椅子の普及率
ここ10年くらい（平成30年まで）は毎年2万台超（参照：電動車いす安全普及協会HP）が出荷されています。データでみる限り横ばいの出荷数です。免許の自主返納で注目されはじめているので今後普及が増えていくと思われます。
電動車椅子の購入を考えている人の声
免許を返納した両親にプレゼントしたいしたいと思っている。
電動車椅子に対して不安の声も
確実に普及するでしょうね。ただ 、スピードは出なくとも小さな子供とぶつかったりしたら立派な事故になりそう。講習・保険加入の義務化とかは必要なのでは。
生活の足としての自動車の替えに自動車椅子
買い物に出かけるのにもお店は数キロ先。歩くのが困難になるとちょっと出かけるのも困難になります。自動車椅子があれば楽に移動できます。高齢者の便利な乗り物として期待されているのが自動車椅子です。
